毎年、9月11日が来ると思い出すこと。
今日は雑記的になってしまいますが、今日思ったことを書きます。
https://www.nytimes.com/2020/08/13/arts/design/september-11-memorial-light-canceled-coronavirus.html
今日は9月11日、19年前の今日、アルカイダによって、アメリカの航空機4機がハイジャックされ、2機がニューヨークのワールドトレードセンター、1機が国防省(ペンタゴン)、最後の1機がペンシルバニア州のシャンクスビル付近に墜落しました。
この日になると、いつも当時の記憶、(下宿でテレビを見ながら、寝ようとしていた状態)を思い出します。
当時の記憶がある方は同様だと思いますが、テレビでライブ中継されていたので、2機目がツインタワーに突っ込んでいく光景、タワーが崩れ落ちる光景を忘れることができません。
実際に予想もしていない出来事であり、本当に起こっているのか信じられず、当初は映画の映像を見ているようでした。
当時、その週末から米軍基地内で仕事の予定がありましたが、米軍基地は封鎖されたため、仕事は全てキャンセルされました。
9/11以前は、自衛官の身分証明書で米軍基地に出入り可能でしたし、確か2~3名程度エスコートして、米軍基地の中に入ることも可能でした。
この日以降、そんなことはできなくなってしまいました。
9月11日が来るたびに、この日の記憶が蘇り、この日の出来事がなければ、自分の人生や自衛隊での職務はどれくらい違っていたのだろうと考えてしまいます。
決して、後悔や憤りがあるわけではありませんが、見ることのなかったもう一つの人生や世界はどのようなものっだったのだろうと、思う時があります。
この日の出来事がなければ、きっと自分は海外の任務へ行くことも、15年以上群で勤務することも、他国の軍隊とこんなに関わることも、なかったかもしれません。
当時も同様だったかもしれませんが、現在もコロナの影響で世の中の生活様式等が大きく変化し、元にはきっと戻ることはないのでしょう。
この変化に逆らうことなく、順応して生きていくことが、人間の宿命なんだと、自分は勝手に思っています。
この日の出来事で亡くなった2977人の被害者の方は、自分の意志と反して19年前に命を落としました。
ビルの中に取り残された人たちを救出しようと、現場に入っていった消防士等の人達も同様でしょう。
自分も、その時期を知らないだけで、自分の寿命をまっとうするか、自分の意志と反して事故や病気で、ある日人生を終えるのでしょう。
そのように考えると、自分は完璧ではなくとも、より良いと考えられる人生を過ごしたいと、いつからか考えるようになりました。
残された時間は誰にもわからないし、知ったとしても時間をお金で買うこともできません。
であれば、自分が正しいと思う選択をしようと考えるようになりました。
そう考えるうちに、25年以上自衛隊で勤務しましたが、退職することにしました。(いつかは退職するとは自分でも予想してましたけど)
後悔は全くしていません。(今のところ)
後悔しても、他の国のように、戻る(再入隊する)ことも出来ませんし。
自分は、一般の方が自衛隊に興味をもってもらう、現役の自衛官の方には特殊作戦に関して興味をもってもらい、志のある方には是非、挑戦してもらいたいと思っています。
自分の経験上、やって後悔したことよりも、やらずに後悔したことは大抵記憶しています。
人は歳をとりますし、そのタイミングを逃したら、2度と機会が巡ってこないことも多々あります。
自分は自衛隊に入ったら、定年までいなければならないと考えたことはないですし、「定年までいなさい」と人に強要する気もありません。(やめといて、言えるわけがありません)
自分は、もし訪問者様に自衛隊や群に対する興味があるならば、しっかり情報収集をして、準備をし、実際に挑戦して自ら確かめていただきたいです。
全ての人に自衛隊が合っているとは思いませんが、集団生活ができる人ならば問題ないのではないかと思います。(体力は鍛えればなんとかなります)
思ったことを書いていたら、9/11の話から、なぜか「自衛隊入隊の勧め」のようになってしまいました。
取り留めなく、申し訳ありません。
また、話は変わりますが、アメリカでは9月11日にトランプ大統領が名誉勲章を授与するそうです。受賞者はデルタフォースで初めて生還した状態で受賞する隊員です。(簡単に言うと作戦で戦死していないということです)
ここから、読んだ記事の内容を書くと長くなるので、またの機会に書きたいと思います。
本当に取り留めなくなっていますが、読んでいただき、ありがとうございました。