retired operator's blog

retied operatetor's blogは、中途退職自衛官が自身の特殊な経験から、現役自衛官、または自衛官を目指す方々へ役立つ情報を提供するブログです。

特殊作戦群って?

どうも、中途退職自衛官です。

ブログに書きたいこと、訪問者様、特に現役の自衛官自衛隊への入隊を迷っている一般の方に知っていただきたい情報はありますが、どういった順番で書いたらいいのか、非常に迷っています。

また、書いていいこと、書けないことがあり、言葉を選びながら記事を書いていますので、時間がかかってしまいます。

学業、仕事、ブログの掛け持ちをしておりますので、更新の遅さはご了承ください。

 

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出典:Jame Gumb Leather

https://www.facebook.com/Jame-Gumb-Leather-492748224441849/?hc_ref=ARRW1Uht3CoDWsLSWQhof2Jv0lSnuikyJqxG72s8-skdHyxBiAhhBvZKQVASvSkzf8Q&fref=nf&__tn__=kC-R

 

今回の目次です。

  1. 自衛隊の公式な説明では
  2. 特殊作戦群に関する噂と真実
  3. 特殊作戦群を知る(理解する)ためのヒント

今回は以上の3点について書きたいと思います。

 

1.自衛隊の公式な説明では

特殊作戦群については、あまりにも情報開示がないため、インターネット等でも様々な情報、噂が飛び交っています。

自分の個人的な意見になりますが、行動阻害勢力、敵国への情報保全は必要ですが、あまりにも自国民や自衛隊内への過度の情報保全は、自衛隊という組織の透明性の確保広報、最終的には隊員募集へ影響があると考えます。

 

現在は、陸上総隊が創設され、なくなってしまった中央即応集団のHPには以下のようにあります。

特殊作戦群は、習志野駐屯地に所在する、ゲリラや特殊部隊による攻撃への対処に任ずる陸上自衛隊唯一の特殊部隊です。

編成 | 防衛省 陸上自衛隊 中央即応集団

 この短い一文のみです。

 

自分が退職する以前は、情報公開基準上「所在地」「人数」「群長の階級と氏名」のみが公開可能でした。(今も同じ基準だと思います)

これでは、「何をしてる部隊なんですか?」と言われてしまいますし、「何をしているのかよくわからない部隊」に所属することを希望する人が少ないのは当然だと思います。

 

2.特殊作戦群に関する噂と真実

実際、他の部隊の人達に会った際、様々な質問を受けたりしましたが、的を得ている質問もあれば、かなり噂が独り歩きして実際とかけ離れた情報を基にした質問もありました。

やはり、的を得ている質問をされる方は多分、一般的な特殊作戦の知識、特に「欧米の特殊作戦部隊がどのようなことをしているか」を知っている方だったのだろうと思います。

実際とかけ離れた話は、過去に所属していた人や、選考検査(セレクション)を受験した人たちの話を聞いて、その話が人伝いに拡張されて、すごい(噂)話になっていることが想像できます。

噂話は聞いてて面白かったですが、自分はしっかり否定しておきました。

 

情報の少なさと、部隊名の怪しさから、様々な憶測間違った情報が流れているのは、確かだと思います。

ハッキリと言えるのは、「特殊作戦群は陸上自衛隊の部隊であり、(他の部隊と同様に)各種法令を遵守しなければなりませんし、所属隊員も皆、陸上自衛隊の一般的な部隊から来た普通の日本人です。」

ここで自分が述べた「普通の日本人」という意味は、所属している隊員は皆、入隊前、または群所属前から特別に訓練を受けているわけではなく、(生まれ持った身体能力の差はあるかもしれませんが)自ら目標を定め、地道な努力を続け、結果を出してきた(元々は普通の)どこにでもいる日本人であるということです。

生まれつき、何でもできる人など存在しません。ただ皆、必死に目標へ向かい前進することをやめなかっただけなのです。

 

ですから、特殊作戦群に所属したいと考える、または所属することに興味のある人は、挑戦する前から「絶対に無理」とは考えず、誰でも選考検査に挑戦する価値はあると思います。(そこでの経験や会える人も、その後の人生に有用だと思います)

 

情報が限られていたとしても、自ら情報を集め、その情報の中から正しい、または正しいと考えられる可能性が高いものを見つけ出し、自ら妥当性のある目標を立てて努力することも、自衛官、社会人として生きていくうえで必ず役に立つと思います。

 

3.特殊作戦群を知る(理解する)ためのヒント

直接的に、どのような任務を、どのような地域でしているとは書くことはできません。

しかしながら、他国の特殊作戦部隊どのような任務を付与され、どのような作戦を実施しているのかを考えれば、自ずと概要は見えてくると思います。

自衛隊が自ら情報を開示しない以上、国内において日本語での正確、確度の高い情報は他国の特殊部隊に比して、本当に少ないと思います。

特に日本語の情報は、世界中で英語によって流れている情報に比べると極少数です。

 

英語ができる方は、インターネットを通して英語ベースの情報から情報を得ることを、お勧めします。

インターネット上に散在している他国の軍の戦略、学術論文、軍教範の情報から、特殊作戦、特殊作戦部隊の概要が理解できれば、日本の特殊作戦部隊の姿も想像しやすくなると思います。

 

例として、以下の米陸軍のSpecial Wafare Center and School (SWCS)の機関紙を載せておきます。

https://www.soc.mil/SWCS/SWmag/archive/SW3004/30-4_Oct_Dec_2017_vWeb.pdf

www.soc.mil 

全体に目を通してくださった方は、わかったと思いますが、このように英語ですが群の情報(説明や画像)が普通に掲載されています。

 

まだ英語は無理」という方は、参考文献が信頼できる日本語のインターネット情報でも良いと思います。

 

もし特殊作戦部隊に興味があったり、いつか特殊作戦群に所属したいと考えるのであれば、早い段階(できれば今日)から英語の使用を始めて、準備しておくことも、お勧めします。(間違いなく使う時が来ます

 

一般社会でも同様だと思いますが、「英語を使える、使えないの差」は、英語を使用する機会が多いほど圧倒的に大きくなります

 

「英語」に関しては、また別の機会に詳しく書こうと思います。

 

ありがとうございました。

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