retired operator's blog

retied operatetor's blogは、中途退職自衛官が自身の特殊な経験から、現役自衛官、または自衛官を目指す方々へ役立つ情報を提供するブログです。

英語について(個人的な経験と意見)

こんにちは。

中途退職自衛官です。

 

過去の記事「特殊作戦群って?」において、質問を頂いておりましたが、一か月以上気づいておりませんでした。大変申し訳ありません。

先日、質問について、答えられる範囲でお答えしましたので、興味のある方は、以下の記事をご覧ください。

retiredoperator.hatenablog.com

 

過去の記事「特殊作戦群って?」を読み返していて、「英語に関しては、また後で書きます」と書いていましたが、書いていなかったので、今回書こうと思います。

 

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出典:https://www.nytimes.com/2021/03/15/world/africa/mozambique-american-troops-isis-insurgency.html

 

目 次

  1. 軍隊における英語(外国語)の重要性
  2. 自分の英語に関する経験・背景
  3. 自分の英語に関する意見

 

1. 軍隊における英語(外国語)の重要性

自分が入隊した頃は、自衛隊国際貢献活動も少なく、現在と比較して、英語は重要視されていませんでした。

しかしながら、現在ではいくつかの国際貢献活動(海賊対処や国連平和維持活動)等は常に行われており、併せて米国軍以外との共同訓練等も増加しており、英語をはじめとして、外国語はかなり重要視されていると思います。

 

自衛隊と比較して、米軍、特に外国人、外国軍人と共に任務を行う、米国陸軍特殊部隊は特に(英語ではありませんが)外国語を重要視し、特殊部隊資格付与課程の中に外国語課程が含まれています。

 

Joint Special Operation Universityのレポート「Cultural and Linguistic Skills Acquisition for Special Forces: Necessity, Acceleration, and Potential Alternatives」において、

 

“Cultural Understanding and Language Proficiency” analysis proclaims that “lessons from recent and current operations reflect consensus” that culture and foreign language competencies for many military personnel are more than important—they are necessary for mission accomplishment (p.3).

 

(要約)「文化の理解、言語の能力は、多くの軍人にとって重要以上、任務達成に必要である」と述べられています。

 

実際のレポートは以下にリンクを貼っておきます。直接読みたい方はどうぞ。

https://www.socom.mil/JSOU/JSOUPublications/11-6_Final.PDF

 

自衛隊も、任務達成するために、現地の文化の理解、外国語、特に英語は重要だと思います。

 

2. 自分の英語に関する経験・背景

初めて英語を勉強したのは、中学校入学後、高校、大学等で留学の経験もありません。

いたって、ごく普通の日本人の英語との出会いと勉強開始の状況だと思います。

中学生になってから、洋楽に興味を持ち始め、歌の歌詞の意味が知りたくて、辞書を引いて、よく調べていました。

 

少し違うのは、生活環境、地域の特性上、高校からアメリカ人の友達ができましたので、実際に英語で話す機会は多かったと思います。

成人してからは、バー、クラブで外国人(ほぼアメリカ人が多かったですが。)と話して、仲良くなっては、友達を増やしました。

 

中学高校でやりなさいと言われた勉強は、しっかり終わらせて、それ以外特に余計な勉強は特にした記憶はありません。歌の歌詞の意味は、好んで調べていましたが。

ただし、洋楽の歌詞や興味のある英単語等は覚えられても、TOEIC等の勉強で必要な(自分にとって興味のない)英単語は覚えづらかったのを記憶しています。

 

3. 自分の英語に関する意見

自分は、第二言語習得の専門家ではありませんので、ここから書くことは、完全な自分の個人的な意見です。ご了承ください。

 

結論からいいますと、「英語を嫌いにならないこと」だと思います。

 

イヤイヤ英語の勉強していても、ストレスですし、長続きもしないと思います。好きな事、興味のある事に英語を関連させて、生活の一部とした方が長続きしますし、ストレスも少ないと思います。

 

自分の例を挙げると、

  • 聴く音楽は英語
  • 海外の雑誌(興味のあるもの)を読む
  • インターネットで見るニュース等の情報ソースは英語
  • 使用している携帯電話は英語表記に変更
  • 興味のあるPodcastYoutube(海外のもの)を見る
  • NetflixAmazon Prime等で海外の映画、ドラマを見る
  • 海外の学校(オンライン)で勉強する

などになります。

 

英語を話す子供たちの成長を見ていると、読み書きはできなくとも、会話やテレビ等の音源から英語を学び、少しづつ習得していると思います。

彼らは、文法も知らず、親や周りの人達との会話から、長い時間をかけて間違えながらも自然と、文法的な正解、不正解を判断するようになっています。

 

普段の生活の中(24時間)に、どれだけ英語を使用する、または英語に関わる時間を最大化することが鍵となると、自分は思っています。

自分は「勉強する」というより、「共に生活する」というようなイメージで、毎日の生活の中に(当初から全てを英語にすることはお勧めしませんが)組み合わせていくのが、英語を習得するためのポイントだと考えています。

 

現在、過去と比べてインターネットを利用すれば、世界中の情報、コンテンツにアクセスすることが可能ですので、英語に触れる時間を増やすことは簡単になっていると思います。

 

自分の個人的な経験から感じた英語習得に関する意見ですが、読んでいただき、ありがとうございました。

 

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