The CAG operator who received Medal of Honor
どうも、中途退職自衛官です。
先回の書き込みの最後にデルタフォースの隊員の名誉勲章(Medal of Honor)受賞の話を書きましたが、早速、米国陸軍が受賞セレモニーの様子をYoutubeにて、ライブで流していました。
セレモニーに参加しているメンバーを聞くと、この勲章と軍隊に対する米国の向き合い方が理解できます。
大統領が述べていますが、受賞者のペイン曹長はアフガニスタンの作戦で敵の手りゅう弾によって、足に重症を負い、治療を受けた回復させた後、2年も経たないうちにレンジャー・コンペティションで優勝しています。
余談ですが、大統領がジョークを言える雰囲気もいいですね。(日本じゃ無理でしょう)
回復したとはいえ、足の重症を負った後にレンジャー・コンペティションで優勝するなんて、やはり人並み外れた体力と能力の持ち主なのでしょう。
そして、名誉勲章の受賞。
「すごい」としか言いようがありません。
大統領が紹介していますが、受賞するきっかけとなった作戦では、1名の隊員が亡くなっています。
自分もこの作戦があった当時、隊員死亡の話を聞いたので、覚えています。
最近はYoutube等で、受賞セレモニーを見ることが可能なので見てしまいますが、見るたびに(大抵生還して受賞する隊員は作戦で仲間を失っているため)、歳のせいか目頭が熱くなります。(老化ですね)
作戦の様相については、本人が語っているこちらのビデオのほうがイメージしやすいかもしれません。
2012年にペイン曹長が優勝した時の映像がありました。
普通にインタビューに答えてますね。
Special Operation Commandと所属となってますけど、普通に考えてどんな部隊から来ているかは予想できますし、こういった広報に積極的なところは自衛隊も見習ってほしいです。
ちなみに、日本だとデルタフォースってよく言ってますが、陸軍(自分の知り合いの中)では、Combat Applications Group (CAG)と言う名前を使用していました。初めてCAG(キャグ)聞いたときは、何のことか知らなくて質問してしまいました。
動画の中で彼らは、「兵隊として必要な基本的なスキルをマスターすることの重要性」を語っています。
どれだけ武器や、装備がいいものであっても、基本的な能力や知識がなければ、それらを有効に使用し、敵に勝つことはできないでしょう。
最新の装備にばかり目が行きがちですが、強い兵士は者がなくとも、最良の状態でなくとも勝つことのできる兵士だと自分は思います。(強くなったと勘違いしてします)
今回、この記事を書いていて、もう自衛官ではありませんが、基礎的な体力と知識の大切さ、(曹長の負傷からの復活から)目標に対する貪欲さの重要性を再認識しました。
一般の中年オヤジですが、目標に向かって努力を続けようと思います。
ありがとうございました。