特殊作戦群への受験資格(基準)について
お久しぶりです。中途退職自衛官です。
今回は、特殊作戦群を受験するための受験資格、基準についてです。
概要として説明しますし、自分の退職後に基準が更新された場合は、違っているはずなので、その場合はご了承ください。
写真を見て、訪問者様はどのように感じますか?
キツそうですか?
楽そうですか?
特殊作戦部隊員になるためには、痛みが伴います。
目標を達成する為に、必要だからです。
目 次
- 階 級
- 年 齢
- 性 別
- 職 種
- その他の条件
- まとめ
1.階 級
一応、公的な情報はないか調べましたが、受験できる階級についての公式な情報はありませんでした。
でも、インターネット上の情報では、3曹以上としっかり書かれていますね。
こんなに書かれていて、隠す必要もないと思うので、陸曹(3曹)以上ということで良いと思います。
情報保全、勤務期間等の問題もあるので、このように階級が設定されているものと考えます。
以前にも書きましたが、自衛官の留学についても同様で、陸士の留学というものは聞いたことがありません。
retiredoperator.hatenablog.com
任期制隊員かどうかに関わらず、陸曹になってからのその資格が得られるということです。
2.年 齢
年齢については、基本降下課程(簡単に言うと落下傘の課程です)へ入校できる年齢です。
準ずると書いた方が正しいですかね。
しかしながら、ここ10年くらいの間に、特別手当の支給基準等が変更さたため、もしかすると、年齢制限もなくなっているかもしれません。(過去、降下資格が手当の条件であったためです)
特別手当(特殊作戦手当)については、こちらをどうぞ。
retiredoperator.hatenablog.com
3.性 別
性別については、「女性自衛官活躍推進イニシアティブ」という改革によって、女性も所属できるようになったため、受験も可能だと思います。
見たことはありませんが。
https://www.mod.go.jp/j/profile/worklife/keikaku/pdf/initiative.pdf
アメリカ、イギリス、オーストラリアでも、ここ数年特殊部隊へ挑戦する女性隊員が話題となっています。
この話は長くなりそうなので、また別な機会に書きます。
4.職 種
多職種部隊なので、試験にさえ合格すれば、どんな職種からでも受験可能です。
自分も歩兵(普通科)出身ではありません。
何の問題もありません。
全て教育(訓練)してくれます。
5.その他の条件
ありません。
本当です。
「合格する、しない」、「(部隊の事情により)試験を受けられる、受けられない」の問題は別として、受験資格、基準はこの程度だと思います。
6.まとめ
まとめとしましたが、要するに、陸曹以上であれば、(ほぼ)誰でも受験資格は持っているということです。
合格するかは別として、門戸は広く開いています。
希望する方は、ぜひ受験してください。
「受験しても、簡単に受かる訳ないでしょ」と言われるかもしれませんが、今後、時間を無駄にしないために、どのような(基礎的)トレーニングが必要なのか、書こうと考えています。
ありがとうございました。